読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

社会人でPSW(精神保健福祉士)とキャリコン勉強中のひと

社会人歴、はや20年近く。第15回キャリアコンサルティング2級技能士、第18回精神保健福祉士を同時に受けた時の記録とか、社会人入学から4年かけて卒業した大学院の話題とか。

共通科目「社会理論と社会システム」より社会的役割の二つの系譜

 

1.社会心理学的、シンボリック相互作用論的系譜(ミード)

役割の基本的な特性の第①と第②に注目し、特に行為者のパーソナリティの形成=社会化役割との関連に焦点を置く。他者からの期待や文化的規範に出会うなかで、自己は形成され、また、パーソナリティに規定されて、彼なりの役割を示していく過程に焦点を置く。この過程を役割取得役割形成役割距離といった概念を用いて議論するのがこの系譜に位置する研究であり、相対的には、ミクロな相互行為過程の分析ということができる。

 

①その行為が必ず他者あるいは社会システムを前提とすること、すなわち相互連関的な行為であること

②そうした行為は社会的な相互作用の中で学習され獲得されること

 

2.構造主義系譜(リントン)

役割の基本的な特性の第③と第④に注目し、特に役割の相互連関システムとしての社会システムに分析の焦点を置く。社会システムの諸成員が役割期待を遂行しているか否か、役割がどのように分化し、配分されているか、そして複数の役割の連関の構造を、役割適応役割分化役割配分等の概念を用いて、相対的にマクロな構造の分析を試みるのが、この系譜に属する研究である。

 

③行為が安定し持続的なパターンを示し、それら行為の相互連関が安定してくると、すなわち、行為者の参加する社会システムが役割のシステムとして安定すると、行為者は自己自身への他者の期待の知覚、そして他者の行為の予測、さらには社会システムの全体的な布置状況のなかで自己の位置の把握が容易となり、自己の行為のガイドとして役立つこと

④社会システムが役割連関のシステムとして安定し制度化すると、ここの役割はその社会システムの諸成員によって相補的に遂行されることが期待され、人々の行為は、役割期待への貢献(=役割を果たしているか否か)という観点から評価されること