就労継続A型事業:福祉関係者の声
A型での実習を終えて職場に戻り、早くも1週間が過ぎた。そして気がつけば年末年始休暇に突入。
障害者向け就労支援事業を20年以上前から運営している方とA型について話をする機会があった。障害者総合支援法や自立支援法ができるずっと前、まさに草の根から、身体の方の就労の場作りをしてきた方。
その方の意見は、A型の位置づけがきちんとされることが大事。あくまでも福祉であり、公共のお金で運営されているのであり、実態は本格的な就労ではないのに「就労」として自立しているかのように扱われている状況をおかしいと感じる。ステップアップとして、本格的な就労への足がかりとするのが正しい位置づけだと思う。少なくとも、ハローワークに「仕事探し」に行って、一般就労か、A型かと天秤にかけてA型を紹介されるのは間違っていると感じる。A型は一般就労の代替えではなく、過渡的な手段であるのだと。
ハローワークや支援機関、養護学校が、本人または親御さんに、ただしくA型を説明していくことが必要ですね、とその方は言った。