社会人でPSW(精神保健福祉士)とキャリコン勉強中のひと

社会人歴、はや20年近く。第15回キャリアコンサルティング2級技能士、第18回精神保健福祉士を同時に受けた時の記録とか、社会人入学から4年かけて卒業した大学院の話題とか。

PSW実習:就労継続A型事業所とは?

医療機関に次ぐ2回目の実習は、就労継続A型事業所です。就労支援の分野に、という希望を学校側がかなえてくれました。2度目の実習は少し期間も長く、2週間半にわたります。10月にも長い有給をいただいたのに、12月に再度、14日間の有給を取得。忙しくて休む暇も無いと思っていた会社なのに、覚悟を決めれば、こんなに休めるもんなんですね・・・。忙しさって実は幻想なのかも知れない、と、現実に気付きつつありますが、目をそらす。

就労継続A型事業所とは、就労移行支援事業所、就労継続B型事業所に並ぶ、障害者総合支援法下に運営される就労支援のための事業所のことです。


障害者総合支援法を理解するために、これ以上ないだろっていうぐらい分かり易い図があります。

読売新聞さんの記事イラストです↓
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=264&reqId=76135

これを見て分かる通り、従来の障害者自立支援法が、2013年4月に、障害者総合支援法としてスタートしました。身体障害、知的障害発達障害含む精神障害、難病の方々のための様々な福祉サービスが規定されている法律ですが、その中の就労支援に当たるカテゴリの中に、就労継続A型事業所が存在します。就労支援3種をものすごく雑に、簡単にまとめると以下のとおり。

就労移行支援
一般企業での就労を目指す人が2年間を上限に訓練や就業準備、就職活動をするための事業所を言います。全国に2000箇所ぐらい。

就労継続A型、B型
こちらは、基本的に、訓練や就職活動の場ではなく「働く場」。昔で言うところの授産施設とか作業所とか福祉工場とかのイメージですが、最近ではもうちょっと進化しています。A型は、利用者が事業者と「雇用契約」を結ぶのが特徴で、地域の最低時給が保障され、生活の糧を求めて利用する方が多くいます。一方、B型は「業務委託契約」で、勤務時間もごく短い代わりに、給料(工賃)も月にして数千円〜とわずかですから、これだけで生活することは厳しく、社会生活の訓練的な役割を求めたり、社会との接点を保ちたい障害者の方等が多く利用しています。
B型は数が非常に多く(種類やタイプも様々)、全国に6000箇所程度。A型は、もともと、もの凄く少ないのですが、最近ちょっと増えて、1000箇所弱といったところです。