社会人でPSW(精神保健福祉士)とキャリコン勉強中のひと

社会人歴、はや20年近く。第15回キャリアコンサルティング2級技能士、第18回精神保健福祉士を同時に受けた時の記録とか、社会人入学から4年かけて卒業した大学院の話題とか。

PSWという資格について:社会人にとっての最大の壁・・・それは実習

PSW養成コースでは、医療機関と福祉施設それぞれ1回ずつ、合計2回の実習が義務づけられています。これをやらないと修了できない。修了できないと国家試験が受けられない。国家試験が受けられないと(以下略)。実習は12日間と15日間、合計27日間という長丁場ですから、社会人がPSWを目指す上で最大の壁と言って間違いないでしょう。

通信制であっても、この他にスクーリングや実習指導等で合計17日間も通学があります。今冷静に計算してビックリしました。44日間です。一部は土日や祝日と重なるとはいえ、ほとんどは平日。社会人が合計44日間も学校に行くって、どうなんでしょう。(何をいまさら・・・)。会社を辞めてPSWを目指すという方の話も聞きますが、私の場合は私自身が家計の大黒柱でしかも息子が私立大学生という、ちょっと仕事は辞められないなあー、という環境にいますので、上司をまるめこんで上司や周囲に頭を下げ、理解を求め、有給と代休を使って乗り越えることにしました。

緊急対応は携帯とメール(社外からメールチェックができるモバイル環境がある)。平日夜間や土曜日出社を組み合わせて平日の一部を代休扱いとする。等々、なんとか実習に出られる環境が整いました。

・・・整いました、っていうのは言い過ぎです。実際はほとんど強行突破でした。早々と願書を提出し、入学許可を得て入金も終えて、後戻りができないところで社内の環境が整ったと言う方が正確です。これでもし会社辞めることになっても後悔しない、というぐらい、PSWを取りたいという気持ちが強かったのだと思います。上司も勢いに押されて許可をしてくれたというか、そんな感じでした。

PSWは内容的には仕事と直結する資格で、特に私の業務上の立ち位置から非常に近い内容なのだけれども、別に資格が無くても業務に就ける以上は、会社からの命令として資格を受けに行くことはかないませんでした。(一応、経営陣に直訴はしたのですが)。会社命令の形が取れればどんなに楽だったかとは思うんですけど。有給の心配もなくなるし、お金も一部なり補助が出たでしょうし。今回はあくまでも個人的に、自分の有給を使って取りに行くという形になりました。職場でPSWを取りに行くのは私が第一号だから、ある意味、仕方がない。私が取ることで、福祉以外分野でもPSWを持つことのメリットを知らしめて、後に続く2号、3号の方が少しでも取りやすい環境になれたらいいなあ、そういう思いを持っています。